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【厳選6つ】今大注目の「AIブラウザ」とは?GensparkからCometまで、おすすめをご紹介

検索、要約、翻訳まで、AIが直接ブラウザ内で支援してくれる「AIブラウザ」が続々と登場し、注目を集めています。
従来の「Webページを表示するだけ」のブラウザが、「AIと対話しながら情報を収集・整理できる」ツールへと進化したことで、その活用可能性が大きく広がっています。
MicrosoftやOpenAIなど各企業が競って開発を進める中、その市場規模も急拡大。2024年時点のAIブラウザ市場は約10〜20億米ドルとも言われ、今後5年間の年平均成長率は20〜30%とする予測も。
とはいえ、「結局、どれが一番使いやすいの…?」「セキュリティ面でも安心なものはどれ?」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、編集部がおすすめするAIブラウザを6つお伝えします。現時点で正式にリリースされておらず、ホワイトリストへの登録(事前登録)が必要なものもありますが、気になるものがあったらぜひ公式サイトを覗いてみてくださいね。
<目次>
- 注目の「AIブラウザ」、どんなもの?
- 【編集部厳選】今話題の「AIブラウザ」6つ
- これぞ、近未来感。万能なAIブラウザ「Genspark AI Browser」
- Perplexity社が提供するAIエージェント搭載ブラウザ「Comet」
- この体験は異次元…!タブの扱いが自由自在な「Dia」
- 旅行プランの設計やゲーム開発まで可能。「Opera Neon」
- 圧倒的信頼感と業務サポート力の「Microsoft Edge」
- リサーチも分析もあっという間に完了。中国発「Fellou」
※本記事に掲載している情報は、記事公開時点のものになります。各ツールのアップデートにより情報が記事公開時と異なる可能性がございますので予めご了承ください。最新の情報については、各ツールの公式サイトをご参照ください。また、記事の内容についてご意見や修正のご提案がございましたらこちらまでお願いします。
注目の「AIブラウザ」、どんなもの?
「AIブラウザ」とは、従来のWebブラウザにAI技術を搭載し、ユーザーのブラウジング体験を向上させたAIツールです。
これまでのブラウザが「ウェブページを表示する」役割がメインだったのに対し、AIブラウザは「効率的な情報収集やユーザーのタスクをサポートする」パートナーとして機能します。
例えば、以下のようなことがブラウザ上でできるようになるイメージです。
- ユーザーの興味や閲覧履歴に基づいて、関連性の高い情報を提案
- ページ内容について、自然言語での質問・回答の生成
- 資料作成や旅行サイト予約などの作業を自動で実行
- 複数ページの情報を要約したり、内容を比較
- 音声コマンドを使ったウェブ検索やブラウザ操作
従来のAIチャットボットや拡張機能との違いは、ブラウザ自体にAI技術が統合されている点にあります。
例えば、以前こちらの記事でも紹介したAI機能拡張ツールは後付けで、利用できる機能が限定的です。また、チャットボットは別タブでの操作が必要であり、作業フローが分断されてしまいます。
一方で、AIブラウザは、情報の要約・翻訳、文章作成、データ分析といった幅広い機能を、ブラウザを離れることなくシームレスに体験できるのが大きな特徴です。さらに、AIエージェント機能が搭載されているものであれば、リサーチだけでなく、さまざまな業務を効率化してくれます。
つまり、これまで「能動的」だったブラウザ体験が、「受動的」にAIからの提案や支援を受けられる体験へと変化しているのです。
ただし、今までと同様にAIに関しては、情報漏洩のリスクやハルシネーションが発生するリスク、適切な指示を与えるためのリテラシーが必要になるといった課題もあります。そのため、クレジットカード情報やログイン情報の入力は避けるなど、導入時には適切な運用を心がけることが重要です。
ここからは、SELECK編集部が厳選した、今後注目したいAIブラウザを6つご紹介します。
これぞ、近未来感。万能なAIブラウザ「Genspark AI Browser」
AI検索エンジン「GenSpark(ジェンスパーク)」で知られるMainFunc社が、2025年6月に新しく発表したのがAIブラウザ「Genspark AI Browser」です。従来のブラウザの概念を覆す、情報収集・業務自動化をワンストップで実現する次世代ブラウザです。筆者自身、使ってみてかなり感動しました…!
Genspark AI Browserの紹介動画では、以下のような機能が紹介されています。
- スーパーエージェント機能
- スマートショッピング(Web上での価格比較、レビュー収集、類似品の提案)
- YouTubeアシスト(要約、スライド化、動画内で紹介された論文の自動ダウンロード)
- 自動操縦モード(例:SimilarWebの有料アカウントでデータ分析)
- カスタムポッドキャストの生成(例:Xのフィード上の情報をまとめて音声化)
- Discord、GitHub、Notion、Slackなど700以上のツールを連携できるMCPストア
- 広告ブロック機能
実際にブラウザをダウンロードしてみると、下図がホーム画面として表示されます。
Genspark AI Browserでは、ページ内にスーパーエージェント機能が埋め込まれており、エージェントが機能するWebページを開くと、画面右側にメニューが表示されます。そして、AIがコンテンツの内容を分析し、適切なサポートメニューを自動で掲示してくれるんです。
例えば、YouTube動画を開いた際には、「動画を要約する」「文字起こしをする」「スライド自動作成」「Gensparkに聞く」の4つのメニューが表示されました。
▼画面右側にスーパーエージェントのメニューが表示される
試しに「スライドで自動生成」を選択すると、画面右側でリアルタイムにスライドが作成されていきます。
▼たったワンクリックで動画内容をスライド化
そして、出来上がったスライドはこちら。デザインもかなり洗練されており、見やすいですね…!!図解の内容もある程度正確で、このままプレゼンに使えるクオリティ!これはかなり感動しました…!
▼Gensparkスーパーエージェントで生成したスライド
また、Genspark AI Browserでは、MCPストアを通じてDiscord・GitHub・Notion・Googleカレンダー・Slackなど700を超えるツールとの連携が可能です。ワンクリックで自動連携が可能で、業務効率を大幅に向上させます。連携できるツールは今後も増える予定です。
現在はmacOS 15以上でのみ利用可能で、Windows版は近日公開予定とのこと。シンプルで使いやすいデザインでありながら、ビジネス利用から日常使いまで、幅広いニーズに対応する超実用的なAIブラウザだと感じました。まだAIブラウザを試したことがない!という方にはぜひ、気軽に使ってみていただきたいツールです。
Perplexity社が提供するAIエージェント搭載ブラウザ「Comet」
「Comet(コメット)」は、米国のスタートアップ企業 Perplexity AIが2025年2月に発表したAIブラウザです。同社は、AI検索エンジン「Perplexity」で知られていますが、Cometはその技術をさらに発展させてブラウザに組み込んだものです。
なお、現在はプレローンチ段階で、利用にはホワイトリストへの登録が必要です。正式なリリース時期はまだ公表されていません。Cometの主な特徴は、以下の通りです。
- 「エージェント型検索(Agentic Search)」機能を搭載
- デスクトップとモバイルの両方で利用可能
- 外部サービスとの連携が可能(メールやカレンダー、SNSなど800種類以上)
Comet最大の特徴は「エージェント型検索」と呼ばれる機能です。単なる情報検索を超えて、ユーザーに代わって自律的にタスクを実行してくれるのが特徴です。
例えば、飲食店やホテルの予約をしたい場合に、関連サイトで候補を抽出・価格比較を行い、ユーザーが確認を終えたら予約も行ってくれるという形で、一連の動作をAIが自動で実行してくれます。
また、ブラウザを開くだけでAIが今日の予定を提示してくれたり、興味がありそうなニュース記事を収集したり、予定に関連のある資料を表示してくれたりと、ユーザーに先回りしてサポートしてくれる機能もあるとのこと。これはかなり便利そうですね…!
加えて、Cometは外部サービスとの連携にも強みがあり、メールやカレンダーを接続すると、未読メールの整理やカレンダーの空き時間の活用をサポートしてくれるなど、日々の業務効率化を包括的にサポートしてくれます。
実際にCometを使ってみました。まず、起動するとComet Assistantが表示されます。
これは、メールやスケジュールの管理、ブラウザ操作など、日常的なタスクをAIが自動化してくれるもので、例えば以下のような内容です。
- 直近の締切があるメールをハイライト
- 最近受信したメールを要約
- 未返信メールの中で重要そうなものを見つける
- Calendar
- 月曜日のスケジュールを表示
- 現在のカレンダーに基づいて集中時間のスロットを提案
- 次回の1:1ミーティングの時間を夕方遅くに移動
- Browser
- 今日以前に開いた古いタブをすべて閉じる
- タブをトピック別にグループ分け
- 注意散漫になるタブをすべて閉じる
- Search
- 今日の天気予報をチェック
- トレンドニュースを検索
- 最近のPerplexityのアップデートを調べる
実際の利用画面は下図のとおり。右サイドパネルにAssistantエリアがあり、表示しているサイトについてサポートしてくれます。試しに、SELECK内で「生成AIで効率化している企業の記事をリストアップしてほしい」と入力してみました。
すると、下図のように回答が生成されました。プロンプトで指示をしたとおり、各記事のサマリーや成果、記事URLも適切に表示してくれています。
かなり便利ですね…!カレンダーやメールの連携はプライバシーの都合上、使用感を具体的にお伝えできず…。しかし、こちらの機能も実用的で使いこなせば日々のタスクを簡単に整理できそうです。ぜひお試しあれ!
この体験は異次元…!タブの扱いが自由自在な「Dia」
「Dia(ディア)」は、The Browser Companyが開発したが開発するAIブラウザです。
同社は、デザイン性の高いブラウザ「Arc」で注目を集めましたが、Arcは使いこなすのに時間がかかる部分が課題だったとのこと。Arcは今後セキュリティアップデートは継続するものの、新機能の開発は中止。その後継として新たにスタートしたのが、Diaです。
Arcを利用したことがある方はイメージしやすいと思いますが、Diaも同様にUXに工夫が凝らされており、まるでテーマパークのようなワクワク感が感じられるブラウジング環境が構築されています。
他のAIブラウザがワークフロー型のエージェント機能に重点を置く中、Diaはブラウジング体験そのものを一段階上のレベルに引き上げた、まったく新しい体験を提供しています。
そんなDiaの主な特徴は、以下の通りです。
- 会話型インターフェースによる直感的な操作
- タブを横断したチャット・検索機能
- コード生成機能
- ブラウジング履歴を学習したパーソナライズ機能
- プライバシー重視の暗号化とローカル保存(チャット内容・閲覧履歴・ブックマーク・ファイルなどの情報はすべてローカルに保存される仕組み)
- サードパーティの広告・トラッキングのブロック
Dia最大の特徴はやはり、「パーソナライズされたブラウジング体験」でしょう。ユーザーの行動や閲覧履歴をAIが学習し、個人の嗜好や関心に合わせて最適な情報提案や回答をしてくれます。
例えば、ユーザーの文体を覚えてメールやSNS投稿を自動作成してくれるほか、普段のブラウジングパターンから関連するコンテンツやアクションまで予測が可能です。
実際に、Diaをダウンロードしてみました!まずはいくつかの初期設定が必要なのですが、その際にパーソナライズ化に必要な情報記入が促されました。
登録が完了すると、下図のようなホーム画面が表示されます。従来通りキーワードで検索できるのはもちろん、自然言語でAIに問いかけることも可能です。AIチャットと従来の検索がシームレスにできるのは新しい感覚です…!
試しに、SELECKについて聞いてみたところ、以下のような回答が。AI検索機能も十分に使えそうです。
Diaの機能は大きく、以下の3つがあります。
- 「Mention Tabs(タブの内容についてAIとチャットする)」
- 「Write(文章を生成する)」
- 「Code(コードを生成する)」
そして、Diaの機能のなかでも画期的なのが、タブを自由自在に扱える点。特に、「タブをプロンプトの中に組み込める」機能がかなり便利なんです…!!!
例えば「Mention Tabs」では、複数タブで表示している商品を比較し「どちらを買うべきか?」とAIに相談できるなど、Web上の情報を横断的に活用できます。
試しに、同時に開いている2つのSELECK記事について「AI活用のポイントをまとめてほしい」とお願いしてみました。
すると、2つの記事の内容を理解した上で、回答を生成してくれました…!タブも「@」で簡単に複数追加できます。
さらに、「Write」では、タブで文章スタイルを指定することができるんです。そのため、「こういうトーンで文章を作成して」と毎回AIに教え込まなくても、たったワンクリックで反映してくれるんです…!(これが超便利だと感じました!)
最後に、筆者が個人的に便利だなと思ったのは、YouTube動画やAIチャットの画面がポップアップ表示できる点。他のタブで開いている動画でも小さく表示でき、ながら聴きしながらの作業が捗る感覚がありました。
いかがでしょうか? 実際にDiaを使ってみて、AIを用いた検索から情報整理、テキストコンテンツの作成まで一気に効率化されそうです…!
なお、Diaは現在、招待制で利用できる形ですが、Arcと同じアカウントで利用可能です。日本語を含む多言語に対応しています。ぜひお試しあれ!
旅行プランの設計やゲーム開発まで可能。「Opera Neon」
「Opera Neon(オペラ ネオン)」は、ノルウェーのOpera社が2025年5月に発表したAIブラウザです。
Opera社は元々「Opera」というブラウザを開発しており、ChatGPTベースの「Aria」などを新機能として追加してきました。今回のOpera Neonは、Operaとは別に新しいAIブラウザとして開発を進めているものです。
Opera Neonの大きな特徴は、単なるAI対話機能を超えた自律的なタスク実行能力にあります。例えば、Webサイト内での情報入力、ホテルや航空機の予約、ECサイトでの商品購入などの作業を自動化。
加えて、自動車保険アドバイザーや株式洞察ジェネレーター、スポーツ大会の優勝者予測など、目的に合わせた詳細なレポートの作成も可能です。
さらに、日常的なタスクの実行だけではなく、ゲームやアプリ開発など本格的なコード生成ができるのはOperaならではの強みです。
これらの他に、Opera Neonの特徴として以下のようなものが挙げられます。
- AIエージェントの各ステップを表示し、透明性を担保
- オフライン時もバックグラウンドでタスクを継続実行
- 複数のタスクを並行して処理できる
▼Opera Neonの利用画面イメージ(※Opera社公式サイトより引用)
Opera Neonの画面には「Chat」「Do」「Make」という3つのボタンが搭載されています。それぞれのボタンの特徴は以下のとおりです。
- Chat(対話)
- 一般的なAIチャット機能。閲覧中のWebページについて質問し、回答を得られる
- Do(実行)
- AIエージェントを起動する機能。Webページの内容を解析して自動操作を実行
- Make(制作)
- テキスト指示のみで、ゲーム、Webサイト、レポート文書などを生成。画像やコードの生成、データ分析にも対応。
▼Opera Neonの機能「Do」の利用画面イメージ(※Opera社公式サイトより引用)
さらにOpera社は、閲覧履歴、Webサイトデータ、ログイン情報などの機密情報をユーザーのコンピュータ内にローカル保存すると明言しており、プライバシー保護を重視するユーザーにとって安心できる仕様ではないでしょうか。
2025年6月時点でウェイトリスト登録制となっており、正式リリースに向けた準備が進められています。正式版はデスクトップ向けブラウザとして提供予定で、具体的な価格設定やリリース時期についてはまだ公表されていません。
圧倒的信頼感と業務サポート力の「Microsoft Edge」
「Microsoft Edge」は、マイクロソフトが開発するAIブラウザです。2020年1月にChromium版として正式リリースされ、Windows 10以降のパソコンに標準搭載されています。
2025年4月にEdgeブラウザのすべてのユーザーに対してAI機能を開放し、ブラウザの右サイドバーからCopilotにアクセスできるようになりました。Copilotを中核とし、閲覧中のWebページを解析・要約し、効率的な情報収集が可能です。
ほかにも、Edgeには以下のような特徴があります。
- ページの内容について自然言語で質問・回答が可能
- 音声でのプロンプト入力をサポート
- AIコンテンツフィルタリングで不適切なサイトを自動検知(Edge for Businessで無償提供)
- タブの自動グループ化
- スペル・文法のチェックなどのライティングアシスタント
また、2025年5月には、「Microsoft 365 Copilot」に業務を効率化する3つの機能が追加されると発表されました。現時点で、6月上旬から提供がスタートしており、Edge for Businessサイドバーの「Copilot Chat」から利用できます。
具体的には、クライアントの競合や業界分析をしたり、プレゼンテーション資料の作成をサポートする営業アシスタントの他、社内などプロジェクト管理や人事業務にも貢献するエージェント機能が提供されるとのこと。
▼すでに構築・提供されているAIエージェント(※Microsoft公式サイトより引用)
Microsoft Edgeの魅力はやはり、マイクロソフトが長年培ってきたセキュリティ技術とエンタープライズレベルでも耐えうる信頼感で、個人から企業まで安心して利用できる点でしょう。
なお、Microsoft Edgeは、Windowsパソコンだけでなく、macOS、iOS、Androidでも利用可能で無償で提供されています。さらに、日本語を含む70以上の言語に対応しており、多言語での情報収集が可能です。
リサーチも分析もあっという間に完了。中国発「Fellou」
「Fellou(フェロー)」は、中国のスタートアップ企業 Beijing Steam Memory Technology社が開発するAIブラウザで、2025年5月11日にリリースされました。
オープンソースで開発されており、コードはGithub上に公開されています。Discordコミュニティも存在し、ユーザーによるサポートも手厚いのが特徴です。
FellouもAIエージェント機能を搭載しており、Webページを跨いだディープリサーチ機能や、分析結果のレポート化も実現。さらに、情報入力やクリック、サイトへのログイン、ファイルダウンロードなどブラウザ上で行うほとんどの操作を自動化することも可能です。
その導入効果も実証されており、タスクを人間が行うのと比べて平均5.2倍の速度で完了、また、入力作業の量を94%削減できたという試験結果もあります。
そんなFellouの特徴として、以下のようなものも挙げられます。
- 公開Webだけでなく、ログインが必要なXやLinkedInなどの情報もまとめて分析
- クロスプラットフォーム連携で、複数サイトを横断した操作が可能
- タスクの同時実行や、複数サイトを横断したタスクの実行も可能
Fellouには、大きく分けて「Search(調査)モード」と「Workflow(作業)モード」という2つのモードがあります。
まず、Searchモードでは、Deep Action技術によりバックグラウンドで5つ以上の仮想ブラウザを並行起動し、Google検索だけでなくXやLinkedIn、学術データベースなど複数の情報源を同時に検索します。調べた内容はワンクリックで図表つきのレポートとして出力可能で、効率的に情報収集が可能です。
▼例えば、友人に渡すプレゼントのリサーチも可能
一方、Workflowモードでは、複数のサービスを跨いだ形での作業自動化が可能です。例えば、「AIトレンドについての文章を作成し、Xに投稿して」と指示すれば、AIが自動で投稿内容を生成し、実際にXにログインして投稿してくれる形です。
なお、Fellouの公式サイトでは、それぞれの機能の具体的なユースケースが紹介されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
現在、Fellouはベータ版として無料で提供されており、2025年6月時点でホワイトリストへの登録が必要です。また、主にPC(Mac)での利用が可能で、日本語にも対応しています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は、AI搭載のブラウザのおすすめを6つご紹介してきました。
ご自身の目的に応じたAIブラウザを活用すれば、ビジネスシーンでの作業効率化はもちろん、日々の情報収集やルーチンワークまで劇的に変えてくれる可能性があります。
多くのツールが無料で試せるので、気になるものがあれば、ぜひホワイトリストに登録して使ってみてくださいね。「これは使える!」と感じられるAIブラウザとの出会いがありますように。(了)
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